周りで大学職員に転職する人は多いけど結局何するの?
大学職員ってひとくくりにするには幅が多ぎる。
大学職員へ転職しようとしていた当時の僕もそう思っていました。
しかし、実際転職してみて内定を取得する前から大学職員の内情について隠れた魅力がたくさんあることが発覚。
✓大学職員の仕事の種類について理解
✓どの仕事部署を狙って転職活動すべきか
ぼくは就活&転職で倍率200倍を突破し内定無双してきました。
いたって”普通のぼく”がここまで面接を通過できた体験談も含めてお伝えします。
私自身もそう思いながら結局大学職員になってしまいました。
倍率の高い私立大学から複数の内定を得た僕が、体験談と共に「大学職員って何する?」をざっくりお伝えします。
大学職員って何するの?業務内容について
大学職員の転職は、内定を貰えた時点では大学内のどの課に配属なるかほとんどわかりません。
わかるのは内定承諾後の入社数日前ってこともざらにあります。
そのためある程度大学内でどの部署でどんな仕事があって~という点を理解して面接へ臨まなければ、志望度が低いとみなされそれだけで選考落ちします。
まずは固い話ですが大学職員という仕事を知る上では主に下記の業務があることを理解しておく事をお勧めします。
【教員業務】(大学教授)
教員業務とは、主に学部・大学院の講義、研究指導、学生指導、教材作成などを担当する業務です。
大学職員と言うと先生をするの?とよく間違えられるので先に説明しておきます。
大学職員ではなくて大学教員と呼ばれることが多いですね。
【事務業務】(大学職員のメイン)
事務業務とは、大学の運営や施設管理、事務処理などを担当する業務です。
仕事の幅が事務と言っても多岐にわたるため大学職員って何するの?と聞かれるのも無理はありません。
- ・教務課・・・大学の根幹的な事務を行う
- ・学生課・・・大学ライフに関すること
- ・総務課・会計課・・・ 職員やお金関係全般の仕事
- ・キャリア課・・・学生の就職活動支援
- ・入試課・・・学生募集
- ・広報課・・・学生へのアピール
- ・グローバル課・・・留学や国際交流の窓口
- ・情報ビジネス課・・・法人の it 化支援
事務職の大学職員と言ってもこれだけたくさんの課があるのね
大枠として、どういった人を相手に仕事をするのかによって分けられます。
学生相手に仕事をするのか 教授相手に仕事をするのか、学校外部の人を相手に仕事をするのかに分けられます。
つまり面接の選考時点でどういった人と仕事をしたいのかニュアンスを伝えながら選考を進めることがミスマッチなるべく少なく、大学職員になるためのコツになります。
【技術職業務】
技術職業務とは、大学の研究や教育支援に必要な技術的な業務を担当する業務です。
大学業界でも遅れながら it 化が進んでおりこのような人材をピンポイントで作業する大学が増えています。
たとえば、研究用機器の管理、情報システムの運用、ラボの管理、教育支援システムの開発などがあります。
無知な文系の僕からすると本当にこの大学職員だけど何してるの?と思っている人もたくさんいますね。
技術職は、大学の教育研究を支える重要な存在であり、高度な技術力と専門知識が求められます。
総じて大学職員には、教員、研究者、行政、技術職など多様な業務がありますが、それぞれの業務は大学の基幹的な業務を担っており、大学の教育研究の質を担保することが求められます。
【大学職員って何する?役割と責任】
大学職員は、その業務を通じて、学生の育成や研究成果の発表などを通じて、社会に貢献することが期待されます。
理由は言わずもがな日本の大学は私立であっても補助金が入っているからです。
そのため周辺の地方公共団体や一般企業など周辺リレーションを中心に行う大学職員もいるくらい社会貢献性を大切にしています。
中には政治団体を中心に回って政治家と仲良くするだけの大学職員もいるぐらいです。
また、大学は、社会に対して高度な専門性を持った人材を輩出することが期待されており、
そのためには、大学職員が高い専門性を持って、教育や研究に取り組むことが求められます。
本当に大学職員によっては何するのかわからないというのが本音ですね。
【大学職員は正社員と非正規社員がある?何をするのか?】
大学職員の正社員と非正規社員の役割や責任は、大きく異なります。
近年では大学職員に非正規社員がどんどん増えており社会問題にも一部なりました。
正社員であっても非正規社員であっても、学生生活のサポートに従事し、学生の学生生活の充実や就職支援などを行います。
特に正社員は研究支援に従事する職員も多く、研究者の研究を支援することで、大学の研究力を高めることが求められます。
言い換えるとより教員に近い立場で仕事をする可能性が高いのが正社員の大学職員です。
ただ非正規社員であっても、内部運営においても重要な役割を担い、学部・学科の運営や委員会の運営に関与することもあります。
以上のように、大学職員の役割と責任は多岐にわたりますが、大学職員の正規社員と非正規社員が協力し合い、大学全体を支えることが求められます。
【内定を取るまで大学職員って何するかわからない?】
大学職員の一般的な 採用枠は総合事務職ということで行われます。
近年ではキャリア採用という形で応募時点からどういった仕事をするのかという絞られた採用方法もありますがまだまだ少数。
事務総合職と言われたら正直幅が多すぎて具体的に何をするのかはわかりません。
僕の場合は内定をもらってから、入社ヶ月前までは、具体的にどの部署に配属するのかすら分かりませんでした。
そのため大学職員は、配属ガチャがかなり大きい職種の一つと言っても良いでしょう。
ただ面接の選考途中でどういった仕事をしたいの?などと質問が飛んでくることもたくさんあります。
明確に働きたい場所があるのであれば積極的にアピールしていくことが大切です。
特に同じ教育業界からの転職の場合は希望が通りやすいでしょう。
僕の場合は異業種からの転職でしたのであまり強い主張はせず幅広く勉強していきたい姿勢を貫くことで相手を量産することができました。
【大学職員が何するのかわからないのになんでみんな転職する?】
大学職員はほとんどが事務総合職での採用であり、入社直前までに何をするのかほとんど分からないことが多いという説明をいたしました。
それなのになぜみんな大学職員になりたがるのでしょうか。
それは福利厚生と給与が高いという2点が際立っているからです。
【大学職員の福利厚生について】
大学職員って何をしてるかわからないけど給料が良くて福利厚生が良いと聞く。
私も実際に働く前はそういった良い事ばかりを耳にし転職を試みました
大学職員の福利厚生には、大学によって異なる部分もありますが、一般的には以下のようなものがあります。
・社会保険(健康保険、厚生年金保険、雇用保険など)
・退職金制度
・通勤手当
・社員寮や社宅
一般企業であってもあるような内容ですが大学職員は公務員と間違えられる程上記の手当が手厚いです。
例えば退職金制度については、私立大学ですと公務員より条件が良い大学が多いです。
【大学職員の給与や待遇について】
大学職員の給与や待遇は、大学によって異なります.
ただ一般的に大手上々企業と同水準並みの給料が私立大学だともらえます。
たとえ事務職であってもです。
一般的に、上級の職位になるほど高い給与が支払われる傾向はありますが学校法人は古い体質の法人が多く入ってしまえば年功序列です。
そのため一度入ってしまえばホワイトかつ福利厚生が手厚いのに加えて,
給料も高い休みも多いそうなると大学職員がよく見えてくるのも仕方ありません。
以上が大学職員って何する?とよく分からなくても選考に進む人が多いわけです。
おわりに
大学職員って何するの?についてある程度ざっくりご理解いただけたと思います。
せっかく大学職員になれたとしても自分の思ったような業務じゃない仕事をすることになれば大学職員になったことを後悔するかもしれません
そのため大学職員って何するのかを理解し、選考段階で自分がどの部署で活躍できる人材なのかアピールしながら活動に臨むことが大切ですね。
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