
大学職員として、以前は大学の採用担当者として働いていたフクロウです
大学職員への道を目指す際、面接を30回以上受けて7つの内定を獲得。そして大学職員になってからも採用担当として様々な求人の特徴や見分け方を研究。
今回はその経験と、大学職員転職相談に乗ってきた経験から、良質な大学職員の求人を見分けるポイントをお伝えしていきます。
大学職員の求人を見分けるための基本知識





まずはコチラの大学職員求人をご覧ください
この求人をみて「?」を複数持たなければ騙されます





よく見る求人にしか見えん
この1枚に疑問を持たない方は、避けるべき大学職員への道に進んでしまうリスクがあります。
せっかく大学職員に転職しても、将来後悔する可能性が高い
ではどういった点で、これが避けるべき大学職員の求人と判断できるのでしょうか?



それでは次に答え合わせ↓



赤字に注目





なるほど・・・
こういう話は本当にあるあるです。
このような後悔がないように、可能性を排除しながら選考を進めることもできますから、求人をしっかり見ておくことは大学職員への道を選択する上では重要です。
さて、皆さんは赤字のすべてを自然にセルフチェックできてましたでしょうか?
大学職員への道にはたくさんの大学求人が掲載されていますが、狙いたい求人が見つかったらES(エントリシート)を通過することが次のステップです



人を騙す求人は良くない
求人を出す側は騙してるつもりはありません。
この赤字で内定後のトラブルが多い。
採用担当だった頃何度も内定承諾前に揉めた
大学職員の求人は一般企業と比べて募集人数が極めて少ないのが特徴です。
そのため、限られた機会を最大限活かすために、応募前に求人を適切に見極めることが重要となってきます。
とはいえ、自分にあった求人はなかなかない為、まずは大学職員のESを提出し選考経験を積むことも重要です。



私の通過率85%超の大学職員ESは↓
大学職員の求人は採用形態による違いを理解すべし


大学職員の採用形態は、正規社員と非正規に分かれる
そしてその正社員も、ジョブ型採用と総合職採用に分かれる
ジョブ型採用の特徴



ジョブ型と言ったり、キャリア採用といったりする
- 特定の部署や業務に特化
- 専門性を重視
- 転勤や異動が比較的少ない
- 即戦力としての活躍が期待される
ココ数年で大学職員でもこのような求人が一気に増えました。
転職が流行ってきて、職務体験に幅が増えてきたイメージ。
総合職採用の特徴



こんな感じ↓





あるあるね
- 複数の部署をローテーション
- 幅広いスキルの習得機会あり
- 将来的な管理職登用を見据えた育成
- キャリアパスの選択肢が多い
大学職員の採用に置いて総合職採用は一般的。
大学職員の求人で年齢制限は注目ポイント(20代・30代)



大学職員への道で求人には↓のようなのが多い


年齢制限は大学の人材育成方針を強く反映しています。
30歳まで(20代)の大学職員求人
- 「将来の管理職育成のため」という記載が多い
- 「若年層の長期キャリア形成」を重視
- 研修制度が充実している傾向



20代の大学職員転職については↓で詳しく解説しています


35歳までの大学職員求人



こういったのよく見る





大学職員に限らず30歳より35歳といった年齢バーは多い
- 中堅としての経験を重視
- 即戦力とスキルアップの両立を期待
- マネジメント経験を評価
社会人経験を10年程度積んだ、サラリーマン慣れしている即戦力が欲しい大学職員求人は多い。
年齢制限なしの大学職員求人
これも意外と多いし、近年増加傾向。
年齢制限なし+キャリア採用(ジョブ型採用)の組み合わせ大学求人もあります。
年齢制限なし大学職員求人には↓の特徴も
- 専門性を重視
- 特定業務の経験者を求める
- 職務経験が重視される
相談をいただくかたで「40代から大学職員へ転職できますか?」といった質問もありますが、お察しのように40代になると一気に応募できる大学が減ります。
そのため年齢制限なしの大学職員求人を狙うしかないという方も多い。
大学職員の求人で確認すべき重要条件


勤務時間の詳細






勤務時間の違いは、年間の総労働時間に大きな影響を与えます。例えば、9時~17時と9時~18時では、週5時間、年間で240時間もの差が生まれます。
確認すべきポイント:
- 基本の勤務時間
- 休憩時間の長さと取得タイミング
- 繁忙期の対応
- フレックスタイム制度の有無
モデル年収の実態


給与条件は、以下の要素で大きく変動する可能性があります:
- 住宅手当の条件
- 賃貸:想定家賃額
- 持ち家:住宅ローンの有無
- 扶養家族関連
- 配偶者の扶養状況
- 子どもの人数
- 家族手当の基準
求人票の表現で騙されやすいポイント



知らなかったでは済まない


「完全週休二日制」や「年間休日120日以上」といった表現には注意が必要です。
まず、「完全週休二日制」は毎週必ず2日休めるという意味ですが、土日とは限りません。
また、「年間休日120日以上」とあっても、祝日を含むのか、長期休暇はどうなっているのかなど、実際の休み方は企業によって違います。
実態を正確に把握するために、以下の点を確認しましょう
要確認事項
- 土日出勤の実態と回数
- 振替休日の取得方法
- 有給休暇の取得実績
- 残業の実態と手当の支給方法
- 福利厚生の具体的な内容と条件
良質な大学職員求人の見分け方3つのポイント


1. 業務内容の具体性
「一般事務」ではなく、「入試業務」「学生支援」「研究支援」など、具体的な業務内容が明記されているかを確認します。


2. 勤務条件の透明性
良質な求人では、以下の情報が明確です:
- 初年度の想定年収
- 昇給・賞与の制度
- 働き方の自由度
- 福利厚生の詳細
3. 採用人数の具体性


採用人数が5名といったように具体的であるか、↑のように抽象的であるかを見ます
抽象的である場合は、ず~~~っと大学職員への道に求人募集がある大学が多い。
求人の条件はいいけれどず~~っと掲載されているので実質総合職採用のような甘い採用ではなく、実体はジョブ型採用で超が付く優秀人材を待っている状態の可能性も。
そう考えると5名といった具体性のある求人の方が必ず5名採用するので、パワーと時間をかけ転職活動する価値があります


中には丁寧に()で採用理由を書いている大学もあります。


避けるべき大学職員求人の特徴


注意が必要な求人の特徴:
- 業務内容が極端に曖昧
- 待遇面の説明が不十分
- 募集背景が不明確
- 勤務条件の詳細が開示されていない


まとめ:大学職員求人の賢い選び方


大学職員への転職は決して簡単ではありませんが、適切な求人を選ぶことで成功確率は大きく上がります。
毎年50名近くの方が内定を獲得されている実績からも、正しい見極め方で求人を選ぶことの重要性は明らかです。
ご不明な点がございましたら、年間100件以上の相談実績を持つ私のサービスを是非ご利用ください。
転職という忙しい時期だからこそ、時間はお金で買うべきです。今後の人生かわりますから 。


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