
7つの大学から内定を獲得し、現在大学職員として働いているフクロウです。
採用担当者としての経験もあり、年間100件以上の転職相談を受け付け、毎年50名弱の方の内定獲得をサポートしています。
今回は、多くの方から質問を受ける「大学職員の年収」について、30回以上の面接経験と現場での実体験を基に、詳しくご説明していきます。
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【必見】大学職員への道で年収における3つの魅力



私の体験では、大学職員の給与には以下特徴があります
- 私立大学職員の平均年収は730万円超の可能性
- 安定した昇給システムで長期的な収入増が期待
- 充実した福利厚生と手当で実質収入がアップ


私立大学の平均年収730万円超



教育機関って安月給じゃね?
大学職員の給与水準について「教育機関だから低い」という誤解を持つ方が多くいます。
現役の採用担当者として、以下のようなケースを多く見てきました。
- 35歳で年収700万円を超える
- 40代後半で年収1000万円以上も
- 転職入職でも経験に応じた給与設定



特に注目したいのは、私立大学の給与水準です。
安定的な昇給システム
私の採用担当者としての経験から、大学職員の給与システムの特徴を説明します
民間企業と大きく異なる点は、その安定性と確実性です
- 毎年の定期昇給が確実
(基本給が年間約4,000円〜13,000円上昇) - 役職手当の加算
- 勤続年数に応じた給与テーブルの上昇
充実した手当と福利厚生



こちらの私の体験ですが、大学職員の実質的な収入を押し上げる重要な要素が、手当と福利厚生
採用担当者として多くの方にアドバイスしてきた中でも私立大学職員であれば以下が一般水準な感覚。
【基本手当】
- 住居手当(最大月額28,000円)
- 扶養手当(配偶者6,500円、子一人につき10,000円)
- 通勤手当(実費支給が一般的)
- 賞与(年間4.45ヶ月分が標準的)



一般的でこれは良いな



日本の私立大学数は600弱あります。その下位大学であってもこれくらいは現在この程度の条件があることが多い
【特別待遇】
- 学費免除制度(本人や家族の進学時)
- 充実した年金制度
- 手厚い退職金制度



実際、私が支援してきた転職者の多くが、入職後の待遇に満足されていますね
ただ一方で大学職員になって後悔する声も多いのも事実



ネガティブ意見は下記へ




大学職員の給与水準を徹底解説!


私の採用担当者としての経験から、大学職員の給与水準について詳しくご説明します
初任給の実態
- 大卒:月額195,000円〜215,000円程度
- 大学院卒:月額215,000円〜235,000円程度
- モデル年収(新卒):350万円〜400万円
全国平均との比較



どれだけすごいかわからん



大学職員に限らず全国比較します
- 一般企業の事務職と比べて約15%高水準
- 公務員給与に準拠する大学が多数
- 都市部では地域手当で更に5〜20%増
そして、この恵まれている環境が「今は」という言葉が付く点も注意してくださいね。
大学職員の給与テーブルを完全解説!
私の採用担当者としての経験から、実際の給与テーブルをもとに詳しく解説します。
以下は、一般的な学校法人の給与テーブルの例です





・・・で?
給与テーブルの見方



どの会社にもこういったテーブルはあります。
民間企業では業績不振になると人事コンサルを入れ、このテーブルを社員には解読不可位難化させサイレントで条件悪化させることが多いですから。



その中で大学は学校法人のためそういった例は少ない、故に良い条件です
- 横軸:1〜7等級(職位に応じて上昇)
- 縦軸:1〜40号俸(経験年数に応じて上昇)
- 金額:月額基本給(単位:円)
例えば、入職時の給与は以下のようになります
- 新卒大卒:3等級1号俸(175,000円程度)
- 大学院卒:3等級5号俸(182,500円程度)
- 民間企業経験者:経験に応じて3等級8〜15号俸(185,500円〜196,000円程度)
昇給パターンの実例
これは大学の人事ルールにもよります。積極的に能力加点を行う大学もあれば、建付けのみパフォーマンスで能力を評価するといっているが現実は金額に反映されない大学もたくさんあります。
私の体験から、典型的な昇給パターンをご紹介します
- 通常の定期昇給
- 毎年1号俸ずつ上昇
- 例:3等級1号俸(175,000円)→ 2号俸(176,500円)→ 3号俸(178,000円)
- 役職昇進時の等級変更
- 主任級:3等級→4等級
- 係長級:4等級→5等級
- 課長級:5等級→6等級
所属長の毎年の評価によって、年功序列テーブルを1~2階級アップできるといった大学はたまに聞きます。しかし、所詮1~2程度です。



仕事を頑張りたくない儀とにとっては魅力だわw
実際の月収計算例
私の経験では、基本給に以下の要素が追加されます
- 基本給(給与テーブルの金額)
- 諸手当(住居手当、通勤手当など)
- 残業手当(実働に応じて)



例えば、4等級15号俸の場合↓


- 基本給:245,200円
- 住居手当:28,000円
- 通勤手当:15,000円※入れてはいけないかも
合計:288,200円(諸手当込み)
新卒~数年でこの水準はどの会社もありそうですが、+残業したらその分とボーナス4~7か月といった感じですね。
あくまでモデルケースで特に私立大学職員になぎればこれが最低水準という理解です



そりゃ大学職員目指す人多いわよね



そして大学職員は準備をすれば必ず内定はとれます。
大学職員への道は厳しい!と言われていますが、私は大学職員の内定を7つ獲得しました。



大学職員の面接を30回以上受けてきたからこそわかります
そんな私が大学職員の面接対策に特化をした、【実際聞かれた面接質問+回答アドバイス100個】を詰め込んだサービスがかなり好評です。
皆様が本サービスを利用されて後悔するとしても、失うのは少しの投資のみです。



しかし、それが皆様の将来のキャリアを画期的に変えるものであればどうでしょうか?
時間を買う意味でもかなりおすすめです
大学職員の生涯年収シミュレーション





「大学による。」と言ってしまえばそれまでですが実際の声をもとに体験値を伝えます。
モデルケース別生涯年収
- 管理職昇進ケース:3億円〜3.5億円
- 一般職ケース:2.5億円〜3億円
- 専門職ケース:2.8億円〜3.2億円



これ高いの?
国税庁の最新データによると、日本人の生涯年収の平均は以下の通りです:
大卒男性:2億3,000万円〜2億5,000万円
大卒女性:1億8,000万円〜2億円
これは22歳から60歳までの総収入(税込)の概算値で、2024年時点の一般的な推計です。



事務職なのにという点も特筆すべき点ですね
生涯年収を左右する要因
- 入職時の給与交渉
- 昇進スピード
- 資格・特殊業務手当の取得
- 残業・休日出勤の有無
民間企業のように出世競争にメラメラしている職員はあまりいません。
上司に好かれるといった点はもちろん重要ですが、最重要はその大学にできるだけ長く務める。これが原点にして最強です。
同じ年齢でも新卒と既卒では、新卒が圧勝することも多いです。



ジョブ型雇用などが増えてきていますが、こういった大学がかなりまだまだ多い
給与テーブルに基づく生涯年収計算例
私の採用担当者としての経験から、一般的なケースをシミュレーションすると
- 25歳入職(3等級1号俸)→ 35歳(4等級10号俸)→ 45歳(5等級15号俸)→ 55歳(6等級20号俸)のケース
- 退職時の月収:約40万円(基本給のみ)
- 賞与:年間4.45ヶ月分
- 40年間の生涯年収:約3億円
ぶっちゃけ十分すぎます。



具体的筆者の年収は↓で


大学職員への道、昇給システム完全解説


私の体験では、大学職員の昇給システムは以下の3つの要素で構成されています。
1. 定期昇給の仕組み



ここはまあ平均
- 毎年の基本給上昇:4,000円〜13,000円
- 勤続年数による昇給カーブ
- 人事評価による昇給額の変動
2. 役職別の昇給額



役付きで一気に上昇
- 主任昇進時:月額3〜5万円増
- 係長昇進時:月額5〜8万円増
- 課長昇進時:月額10万円以上増
3. 特殊な昇給機会



基本は年功序列



しかし最近はジョブ型雇用などといった能力に応じてスタート年収も違えば、昇給幅も異なる!
悪く言えばブラックボックス化している大学が増えています
- 人事異動による昇給
- プロジェクトリーダー手当
- 資格取得による手当増



実際年収の高い大学は↓


国立大学vs私立大学:年収の違い





大学組織により年収も異なる
国立大学の特徴
- 給与体系が明確で予測しやすい
- 安定した昇給カーブ
- 地域手当などの諸手当が充実



何としてでもの安定が欲しいなら国立大学職員への道へ
私立大学の特徴
- 大学により最大200万円程度の年収差
- 成果主義による急激な昇給も可能
- 優遇された年収交渉の余地あり



国立なんてやめとけっていう理由もわかる



国立私立で迷いがある方はこちら


【保存版】大学職員としての年収アップの5つのポイント


大学職員への道で内定まで取得するも結局年収で断念したくないですよね?
- 複数の内定を獲得し交渉力を高める
- 前職の給与明細を活用した条件交渉
- 昇給条件を細かく確認
- 各種手当の適用条件を把握
- キャリアパスを明確にする
大学職員であっても大学組織、年齢、雇用形態、採用決定順位(即戦力性)により年収がことなる大学が増えてきています。
大学の倍率等は常に気にしながら、後悔の無い大学選択を!



元銀行員の大学財務の見方は↓


大学職員への道で忘れがちな「諸手当」で実現する実質年収アップ


諸手当は民間企業でもかなり多種多様
ゆえにブラック化しています。
基本的な手当
- 住居手当:最大28,000円/月
- 通勤手当:実費支給
- 扶養手当:配偶者6,500円、子一人10,000円
- 残業手当:実働に応じて支給
特殊手当



特殊と言えば何でもあり
- 入試手当:繁忙期の追加収入
- 資格手当:TOEICなどのスコアに応じて支給
- プロジェクト手当:特別業務の従事者向け



大学職員への道では内定を取得しこの諸手当を確認するまで気を抜けません
まとめ:年収面での大学職員の魅力


私の体験から、大学職員の年収の特徴は以下の3点です
- 民間企業と遜色ない給与水準
- 安定した昇給と充実した手当
- ワークライフバランスと収入の両立
ただし、ここでご紹介した給与テーブルはあくまで一例です。
実際の給与は大学によって異なりますので、採用時に必ず確認することをお勧めします。
私の経験では、年間100件を超える相談者の実例からも、大学によって給与体系は大きく異なることがわかっています。
また、大学職員への転職をお考えの方は、給与面だけでなく、職場環境や仕事内容も含めて総合的に検討することをお勧めします。
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